神経系の病気
脳血管障害(脳卒中)
脳卒中とは、脳の血管がつまったり(脳梗塞)、破れたりして(脳出血、くも膜下出血)その先の細胞に栄養が届かなくなり、脳細胞が死んでしまう病気です。一度大きな発作が起きると、その後にマヒや言葉の障害などが後遺症として残る怖い病気です。
大きな発作が出現する前に、CTやMRIなどの検査によって兆候を発見することができる場合もあります。また脳卒中になりやすいタイプも分かってきています。
下記のような方はご注意ください
- 大量飲酒が常態化している
- たばこを吸っている
- 運動不足
- 肥満
- 味の濃いものが好き
- 高血圧
- 糖尿病
- 心臓病(不整脈など)
予防・治療
まずは健診などで脳梗塞のリスクをチェックします。当院では、脳卒中を防ぐため病気や症状を抑えるための指導や薬の処方をしたり、生活習慣についての指導を行っています。特に血管が詰まるリスクの高い方には、血栓をつくりにくくする薬を処方いたします。
脳卒中はがんに次いで死亡原因として多い病気ですが、かなりの程度予防することが可能ですので、ご自身の生活習慣などが気になる方は是非当院にご相談ください
認知症
認知症とは「生後いったん正常に発達した種々の精神機能が慢性的に減退・消失することで、日常生活・社会生活を営めない状態」をいいます。
認知症の原因としてはアルツハイマー型認知症が最も多いとされますが、様々な疾患が認知症の原因になりえます。特に中枢神経系に病巣をもつ次の疾患が代表的です。
- アルツハイマー型認知症
- 脳血管性認知症
- レビー小体型認知症
- ピック病など前頭側頭型認知症
- うつ病の仮性認知症
- 薬物惹起性の認知症
- スピロヘータ、HIVウイルス、プリオンなどによる感染症による認知症
認知症の治療
アルツハイマー型認知症をはじめ認知症の根治は現在でも難しいとされていますが、早期発見により病状の進行を遅らせて日常生活に支障がないように対策ができますので、お気軽に当院にご相談ください。また介護保険の主治医意見書の作成も承っております。